薬剤師国家試験の合格率と推移
薬剤師になるための最後の試練、「薬剤師国家試験の合格率」をみてみましょう。
合格率の推移(過去10年間)
過去10年間の薬剤師国家試験の合格率と受験者数一覧。
2006年度に6年制薬学部への制度改定があったため2009年度・2010年度は受験者数と合格率に大きな変化が見えます。
2009年度・2010年度を除外した場合の平均合格率は制度改定前77%、制度改定後75%となります。
年度 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2013 | 12,019 | 60.80% |
2012 | 11,288 | 79.10% |
2011 | 9,785 | 88.30% |
2010 | 3,274 | 44.40% |
2009 | 6,720 | 56.40% |
2008 | 15,189 | 74.40% |
2007 | 13,773 | 76.10% |
2006 | 12,112 | 75.60% |
2005 | 11,046 | 74.30% |
2004 | 11,590 | 84.40% |
※2009年度と2010年度の合格率は制度改定期間のため、受験者数や受験者の質が他の期間とは大きく異なっています。
グラフでみる合格率と受験者数
薬剤師を目指す登竜門である薬剤師国家試験の合格率と受験者数をグラフにしてみると、その特徴がより明確になります。

2006年度に行われた6年制薬学部への移行に伴い、2009年度および2010年度は卒業生がいないため受験者数は著しく減少し、その合格率も50%前後まで落ち込みました。
2011年度以降は、4年制薬学制度の時と同じく6年制薬学部の卒業生が受験するため、受験者数も回復し、合格率も88%と急上昇しました。制度改定後の大学卒業者がでる2011年度からは、年を追うごとに薬剤師国家試験の受験者数は増加傾向にあり、合格率は年々低下しているのが現状と見据えられます。